2010年12月24日金曜日

「ポラロイド」 遠い記憶、あくまでも曖昧な記録



"あの夏の日 運転する君を 助手席から"

ポラロイドカメラはBOX型から始まってJOYCAM、SLR680、690、SX-70など様々な機種を使ってきた。
フィルムが高価で簡単には手に入りづらいにも関わらず撮り続ける理由は「写真が本来表現すべきもの」を最も写し出すからに他ならない。

「目の前にある時間を瞬間的に切り取る」

写真は本来刹那的で悲しいものだと思う。
ネガも無くこの世に1枚しか存在しない写真、時間の経過とともに薄れていく記憶のように儚い色調のプリント、ましかくなフォーマットに写し出される風景・・・
そのどれもがとても「写真的」に思えてしかたがない。

今まで撮ってきたポラロイド写真を眺めていると、まるで記憶の断片を取り出して眺めているようで自分の記憶を辿る作業としては一番的確なように思える。

一眼レフやデジタルカメラでは到底写せないものがここにはある。

ポラロイドフィルムの復活に心から感謝します。
これからも「薄れゆく記憶」とともに「確かにそこにあった瞬間」を残し続けたい
と思います。

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